小説『カタストロフの先に』(著:森山ねこたろう)を読んだ。淡い翡翠色――クロスプロセスで現像した写真のような色合いの表紙が強く印象に残る。この現実の色が少し壊れた感じ、いいですね。
舞台は破滅をもたらす原因不明の“光”が発生する現代日本。そんな中で、主人公の若者は介護費用の捻出に追われ、ちょっとしたトラブルを起こしてしまったことから闇バイトの世界に少しずつ堕ちていく。リアルだ。読み進める手が止まらなかった。
読み終わったあとに改めてタイトルの意味を考えた。暫くたってから、また読み直そうと思う。
小説『カタストロフの先に』(著:森山ねこたろう)を読んだ。淡い翡翠色――クロスプロセスで現像した写真のような色合いの表紙が強く印象に残る。この現実の色が少し壊れた感じ、いいですね。
舞台は破滅をもたらす原因不明の“光”が発生する現代日本。そんな中で、主人公の若者は介護費用の捻出に追われ、ちょっとしたトラブルを起こしてしまったことから闇バイトの世界に少しずつ堕ちていく。リアルだ。読み進める手が止まらなかった。
読み終わったあとに改めてタイトルの意味を考えた。暫くたってから、また読み直そうと思う。
今日はゲーム専門学校で、学生さんがつくったゲームのプロトタイプ(α版)を講評した。入学して一年近くも経てば学生達のモチベーションもいろいろだ。やる気満々で張り切りすぎの寝不足気味なチームもあれば、休みがち・さぼりがちになってしまう活力のないチームもある。
プロトタイプ版の進捗を報告してもらうプレゼンテーションの中で、二週間前と比べるとあきらかによくなったキャラクターデザインがあった。「よしっ!」と思わず小さなガッツポーズをとってしまった。心の中でだけど。
もちろん絵が急にうまくなった訳でなくって、ゲームプランナーがイラストレーターと話しあって意匠をこらしてくれたのだ。“このゲームならではのポイント”が入っていた。
「絵がうまい人と組めるかは、運もある。でも面接の時にゲームプランナーとして、どんな工夫をしたかとか、どんな意図でデザインを発注したかは、きちんと説明できるように」と講義で言い続けてきた。
会社に勤めていた時に、こういう成長を見守る喜びをもっと感じられたらよかったのになあ。未熟だったから気づかなかった。
学生さんの成長が嬉しい一日でもあり、過去の自分の至らなさを反省する一日でもあった。
2月からはマイコン道にもどろうと考えて、机の周りを整理整頓中。1月は短編SF小説を書いたり、新作のソリティアをつくったりしていたので、ちょっと部屋が荒れていたから。
まずはリハビリとして、お借りしているTiny CH32 Pad Lite携帯ゲーム機『 V0.1』をチェックしてみるつもり。イベント展示用のデモ機として使っていた。でもトラブルが怖かったので中のソフトを書き換えたりはしていなかったのだ。
基板にはDANGERと印刷されていて、公式サイトにも「とりあえずGOした初期試作で、ハードウェア評価が不十分です。何が起こるか分かりません。何かあった時にPCのUSBホストを壊さないように、安いUSBハブを挟むことをオススメします。」と書かれていて、ちょっと物々しい。じっくり調べながら進めることにする。
開発環境は『Arduino IDE』ではなく、まったく別の『PlatformIO』が必要とのこと。どんなものかをChatGPTに聞いたら、いつも以上の長文が返ってきた。なかなか手ごわそう!
ゲーム好きとしての意見、サンデープログラマーとしての意見、ゲームの売り手としての意見など……視点を切り替えながら、UIAPのコミュニティにフィードバックできたらいいなと思う。
ガーン! 余計な課金が走ってしまった! 自分の確認不足だけど痛い出費だ。同人誌用のイラストの権利を素材サイト(shutterstock)経由で取得した。その作業途中で思わぬミスをしてしまったのだ。
画像2点パックで3500円だった。メインイラストだけでもよかったけれど、せっかくもう1つゲットできる権利があるなら……ということで地紋用(背景に薄く敷く模様)にアイコンをダウンロードした。そのタイミングで『自動補充』の機能が発動して、次回購入する為の『予約枠』が決済されたという流れ。
せっかく節約しながらつくっていたのに。今回は3500円だったからギリギリ許せるけど、似たような仕組みの高額サービスで同じミスをするかもしれない。今後は気をつけることにしよう。(『自動補充』はオフにした!)
というわけで画像2点を使う権利が残っている。有効期限は1年あるから、今後の新作同人誌でつかう機会があると思うのだけど。
それにしても、いろいろなビジネスモデルを考えるものですね。生き残りをかけて、皆さん必死に考えているんだなあという点では、とても感心した。
最近は気分転換に自作のソリティアをテストプレイしているので、ひとりでサイコロを振って、ひとりでニヤニヤしている時がある。
ソリティアというのは一人用ゲームのことだ。よく知られているものとしてはWindowsに入っているようなトランプゲーム(クロンダイク、スパイダー)とか、ボールを動かしてあそぶパズルゲームがある。
自分がつくっているのは、ちょっとしたボードゲームのようなもので、クトゥルフ神話をモチーフにしている。迫りくる五つの恐怖(潮/影/血/声/門)から30日間耐えられたらゲームクリアというシステムだ。
最初はカードゲームとして試作していた。でも見積りをとってみたら印刷代が結構かかることがわかったので、思いきって本にしてみることにした。カードじゃなくって、ページをめくってゲームが進行するゲームブックのような雰囲気だ。
テストプレイが楽しいので、「よし、クリティカル!」「SANチェック!」とか思わず声をだしてしまう時がある。隣の家に聞こえていないと良いのだけれど。
いろいろと調べているうちにZINEフェスにも興味がでてきた。そこで、まずは試しにZINEを一冊つくってみようかなと考えている。企画をいろいろと妄想している中で、気になるのは本の体裁をどうするかだ。自分がつくっている同人誌は全部A5判なので、そこは統一するとして……縦書き右綴じにするか? 横書き左綴じにするか?
ZINEは複数のネタを取り扱うことになりそうなので、統一するのが難しそうだ。小説とかエッセイがメインなら縦書き右綴じだし、マイコンの本みたいな技術書だったら横書き左綴じのほうが読みやすいだろう。
悩んだ結果たどり着いたのが和洋折衷本という考え方だった。ネットで調べたところ、開き方は縦組みなのに中身は横組みの本が増えているらしい。ガイドブックの『まっぷる』等が実際にそうなっていて、大見出しが見開きの右上にあって、視線を右頁の上から左頁の下に動かすように読む。もう一つのアイデアは『日経PC21』のように技術的なことを扱うけれど、新聞のように縦書きにする方法だ。
中身が決まっていないから気が早い悩みだけど、こういうことを考えている時間が楽しい。どちらを選んでも紙面レイアウトの勉強になりそうだなあ。
①『喫茶まどかの楽しみ方』海山みどり
②『青の記憶譚〈少女たちの断章〉』森山ねこたろう
『もじのイチ~おいでよ創作文芸同人誌即売会~』では二冊の小説をお迎えした。華やかなカバーからも、おもてなしを感じる作品たちだ。
①は、家出した少年が、人情味あふれるキャラクターたちがいっぱいの「喫茶まどか」で働くことになって……というホームドラマ的なお話。ちょっとだけと思って読み始めたら、一気に最後まで。自分って、こういう小説も好きなんだな。知らなかった。
②は、作家さんの好きなものがギュッと詰まっているんだろうなあ、と感じた密度の高い短編集。『旅の記憶』で静かにはじまって、不条理ショートストーリー『トイレのHさん』で急転換、ラストはアクションありのSF『小さきものの標』で締め! いろいろな感情が揺さぶられて、しばらく余韻の中にいた。
| 『喫茶まどかの楽しみ方』 海山みどり |
| 『青の記憶譚〈少女たちの断章〉』 森山ねこたろう |
アイデアというものは、使わないと忘れてしまうものだなあと痛感した。去年思いついた「ナイスアイデア!」を思いっきり忘れて、なかなか思い出せず焦ってしまったのだ。ChatGPTに相談した形跡があったので、ログを検索してなんとか記憶を再現できたのはよかったけど。
次はアナログゲームをつくろうと考えて、コツコツと準備を進めている。ルールはほぼ固まった。今は仕事の合間にテストプレイをして、バランスの調整をしている感じだ。
アナログゲームを世に出すのは三十年ぶりだ。その間も所属するゲームサークル向けにつくったり、コンピュータゲームをつくるための試作品としてつくっていたのだけど、製品としてリリースするとなると新鮮な気持ちになれる。ルールブックを書いたり、プレイシートのレイアウトをつくっている段階で、用語も整理するし、いろいろと改善点がみえてくる。
まだ納得できていない部分があるので、どうなるかわからない。TAMAコミにだせたらいいのだけど。
今月は『もじのイチ』への出店準備と新作SF短編小説の執筆を平行していた。だから、あっという間に一月も半分以上が終わってしまった。小説は去年の段階で大枠だけは決めてあった。けれど書き始めると調べることがいっぱい! 結局、移動中やイベント中にも推敲をすることになってしまった。最初は「長編になっちゃうかも?」なんて、のんびりと構えていたのに……。でも規定枚数ギリギリだったけど締切までに提出できたから、今年の創作はいいスタートができたのかも。
『もじのイチ』でも同人誌の購入者特典として(希望した方に)マイコンボードをプレゼントした。文学系のイベントだと、「マイコンって、なんですか?」と聞かれることが多い。そりゃあ、そうだ。自分だって、最近までマイコンとパソコンの区別もしていなかったのだから。
質問してもらった時は、「マイコンというのは、マイクロコントローラのことで、電子工作などに使います」と、ひとまず答えることにしている。マイコンの定義はいろいろあるみたいだから、ちょっと不安なんだけど。
電子工作といっても、具体的になにができるのかは直ぐに伝えられないことが多い。『マイコンってなに?』みたいなフリーペーパーか小冊子も、今後は用意していこうかなと思った今日この頃なのです。