今日は『わたしの文芸創作』(著:石田千)を読んだ。ストレートなタイトルと、南伸坊さんの装丁に惹かれた。最初は「よくある創作術なのかなあ?」と勝手に思い込み目次を眺めたら、新型コロナウイルスの感染が広がった2020年度に、東海大学の文化社会学部文芸創作学科でおこなった遠隔授業の記録だった。
石田千さんの遠隔授業はメールのやりとりで行われた。毎週丁寧な説明と共に創作課題がだされて、メールで提出してもらうスタイルだ。この『わたしの文芸創作』には、講師側の説明メールが、ほぼ全文掲載されている。
こうやって一冊の本になっているとあっさりと読めてしまうが、実際にやるのは難しかったはずだ。コロナ禍の中で毎週課題を考え、気を配りながらメールを書いて、何十人もいる不安を抱えた生徒達の質問や提出物に向きあうのだから。
当時は自分もゲーム専門学校の講義はオンラインにせざるをえなかった。自宅にパソコンがない生徒もいるし、試行錯誤の繰り返しだったから、とても共感しながら読めた。どの学校も大変だったんだなあ……。
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